ドローン保険を徹底解説、知ってほしい空撮のリスク対策

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1.ドローン事故の危険性について

みなさんはドローンが墜落するリスクを考えたことがありますか?ドローンで事故を起こしてしまった場合、責任は操縦者だけでなく依頼者にも及ぶ場合があります。
たとえば、高度150mのドローンが何らかのトラブルにより一直線に落下し人の頭に墜落したら。もし、ドローンの墜落した先が民家の上だったら。考えただけでゾッとします。そして、このような事故が発生した場合に問題になるのが損害賠償です。

そこで本記事では、万が一の事故のための損害保険を個人利用・業務利用の双方の観点からまとめていきます。

参考記事:操縦時は要注意!ドローンが墜落する5つの原因とは??

http://droneagent.jp/times/archives/884/

2.産業用 ドローンの保険

ドローンを法人利用する場合、当然個人より使用頻度が高くなるため、ドローンのよる事故のリスクも高まります。そして死亡事故となれば、賠償金額が1億円を超すケースも珍しくありません。そこで、多くの空撮関連会社が加入しているのが産業用ドローン保険です。保証金額・免責金額は会社により異なりますが、大体以下の金額の範囲に収まるものが多いと思われます。

補償金額: 1事故につき 限度1〜5億円
免責金額: なし
(上記のケースが多いですが、あくまで一例です)

そして産業用ドローン保険と呼ばれるものの多くが「施設所有管理者賠償責任保険」です。保険会社によって多少呼び方が異なるようですので注意が必要です。以下に主要なドローン保険の概要をまとめます。

・東京海上日動

こちらは、プランにより対人対物で1-3億円の保険が付きます。また、免責金額がゼロ円というのも特徴です。

参考:東京海上日動

http://alliance-k.com/data/wp-content/uploads/2015/06/drone.pdf

損害保険ジャパン日本興亜

こちらはドローンの機体に対する保険が20万円、対人対物での保険額が1億円となっています。

参考:損害保険ジャパン日本興亜

http://www.sjnk.co.jp/~/media/SJNK/files/topics/2015/20151109_1.pdf

・三井住友海上

こちらはメーカーを問わず加入することができます。対人対物で1億円を支払限度額とした保険が付きます。また、ドローンの機体向けの動産保険もあり、30万円を支払限度額とした保険が付きます。

参考:三井住友海上「ドローン総合補償プラン」

http://alliance-k.com/data/wp-content/uploads/2015/10/drone_warranty.pdf

・DJI保険

また、DJIは製品購入者向けに「ドローン責任賠償保険」を提供しています。こちらは、プランに応じて1億円・3億円・7億円の対人対物保険が付きます。また特徴として、人格権侵害の場合、1名100万円・1事故1000万円を支払限度額とした保険が付きます。

参考:DJI(三井住友海上)「ドローン責任賠償保険」

http://aeroentry.co.jp/wp/wp-content/uploads/2015/12/a65c75e2e43ea6da3d5f36f01333e258.pdf

参考記事:[ドローン法を解説Vol7]ドローン空撮ってプライバシー侵害に当たるの??

http://droneagent.jp/times/archives/905/

3.個人用 ドローン保険

個人に適用される保険として有名なものが「一般財団法人 日本ラジコン電波協会」のラジコン操縦士です。

補償金額: 1事故につき 限度1億円
免責金額: 1事故につき 5万円

この保険はラジコン操縦士に登録することで、第三者への損害賠償保険に加入することができます。ただし、自身が所有する機体への補償は付帯されていないことに注意が必要です。今後は個人のドローン事故において機体に対しても補償内容が充実することを願っています。

4.まとめ

2016年7月現在では、ドローンに対する数多くの保険が出揃っています。ドローン事故による損害賠償のリスクを避けるためにも、空撮を依頼する際は①保険に加入しているか否か②どのような保険に加入しているかを確認することが大切になります。