DJIの次期ドローンはレンズ交換式!?

2016年3月にDJIがドローン「Phantom 4」を発表した時には、その障害物検知システムや先進の飛行能力に驚かされました。そして同社はすでに、次期モデルの開発に着手しているようです。イタリア語サイトのHDBlog.itなど複数サイトは、新型ドローン「Phantom 5」と思わしき画像を掲載しています。

上位機種のようなカメラシステムを搭載か

中国筋から流出したとされる今回の画像は、Phantom 5らしき機体のジンバルとカメラを捉えたものです。HDBlog.itによれば、なんとこのカメラのレンズは交換可能なんだとか。Phantomシリーズのドローンで異なる画角のレンズが装着できれば、より撮影の幅も広がることでしょう。なお、センサーサイズは1インチとなるようです。

障害物検知システムも進化？

Inspire2と同様に、全方位障害物センサー搭載

またボディの上部には赤外線センサーが搭載され、障害物検知システムがさらに拡張されるとも説明されていますね。例えば上位モデルの「Phantom 4 Pro」は前後と側面、それに下方の障害物検知が可能ですが、さらに上方の障害物検知も可能になれば、理論的には全方向の障害物感知が可能、ということになります。

防水・防塵仕様の可能性

またQuadricottero Newsによれば、Phantom 5は雨の中でも飛行できるそうです。どの程度の防水、あるいは防塵性能が達成されるのかは不明ですが、多少の気象条件の変化を気にする必要がなくなれば、こちらも同じく飛行可能なチャンスを増やせることでしょう。

発売時期の予想

気になるPhantom 5の発売時期ですが、両サイトは2018年の第2四半期（4月〜6月）のリリースを示唆しています。Phantom 4の登場から丸2年が経つ来年には、今回の情報通りにカメラやセンサーが強化されたPhantom 5が発売されることになるのでしょうか？

画像：HD Blog.it, Quadricottero News
参照：HD Blog.it, Quadricottero News
（文／塚本直樹）

なお、Phantom5の発売はまだまだ先になりそうということで、まだしばらくはPhantom4 Proがスタンダードな機体になりそうです。

Phantom 4 Pro