【3DR】ドローンメーカー3D Robotics、大規模な資金調達!再起となるか?

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こんな感じの内容です!

北米のドローンメーカー3D RoboticsがシリーズDラウンドで5300万ドル(約60億円)の資金を調達しました。3D Roboticsはリストラやエンタープライズ市場へのシフトによって先行きの暗さを指摘されていましたが、今回の資金調達とソフトウェア開発の推進でその認識が改められることになるかもしれません。

目次

3D Roboticsが日本円にして60億円の資金調達!

北米のドローンメーカー3D Robotics(以下3DR)がシリーズDラウンドで5300万ドル(約60億円)の資金を調達しました。(なお、資金はAtlantic Bridge, True Ventures, Foundry Group, Mayfieldなどのパートナーからの投資によるもの)ドローン業界大手の1つである3DRはリストラやエンタープライズ市場へのシフトによって先行きの暗さを指摘されていましたが、今回の資金調達とソフトウェア開発の推進でその認識が改められることになるかもしれませんね。

建設業界向けのドローンサービス「Site Scan」の拡充‼︎

これまでに1億600万ドルを調達していた3DRですが、この増資を含めると日本円にして約180億円という大規模な資金を調達したことになります。この資金は建設業界やエンジニアリング業界向けのドローンデータプラットフォームである「Site Scan」の継続的な開発、維持に使用される予定のようです。

建設業界は余計な費用による損失が多い??

市場の規模が8兆ドルという世界的に大きい建設業ですが、設計と現場のずれなどによって生産性が低くなりやすい業界です。そして、その計画の見直しやプロジェクトの遅れによって何百兆円という単位の損失が出てしまう無駄が多い分野でもあります。
「Site Scan」はドローンによる空撮技術を活用することで現場を空から監視し、設計という理想と現場における現実の差や問題点をあぶり出すことで、作業能率を格段に上げようとしています。具体的には、空から撮影したデータを加工し立体的に建造物の詳細な画像を作り上げ、現場を俯瞰して見られるようにするというサービスです。

まとめ

ドローンによる空撮を活用する「Site Scan」によって建設業界のリードを目指す3DR。最大大手のDJIに押されドローン市場での存在感が弱まっていましたが、資本金の確保が完了した今、ソフトウェアのさらなる開発によって巻き返すことができるでしょうか。

参照 : 元記事はこちら

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