こんにちは！FLIGHTS編集部です。本記事では「VR×ドローン空撮」の最前線ということで、海外の有名チーム「Airpano」を紹介していきたいと思います。参照：全天球VR空撮映像とは？「VR×ドローン空撮」がもたらす映像世界に迫る

Airpanoとは？

AirPanoは、高解像度の空撮VR写真/映像に特化した、ロシア発の「非営利プロジェクト」です。

彼らはヘリコプター、飛行機、気球、ラジコンヘリコプター、ドローンといったあらゆる手段で、空撮VRを実現しています。

AirPanoはプロジェクト開始以来、世界中の絶景スポットを撮影しパノラマ映像を制作してきました。そのスポットは、北極、南極大陸、マリアナ海溝、成層圏からの地球の視界など、約300地域に及びます。

今回は、そんな実写360°映像制作に携わる者（特に空撮カメラマン）の憧れるチーム「Airpano」の撮影した映像を紹介していきます。

最高のVR映像を4つ編集部で厳選してみます

ラフティング映像　@ザンビア/ジンバブエ

個人的Airpano最高傑作の一つです。「絶景×360°×空撮」がいかに映像としてインパクトを与えるか、を伝えてくれる作品です。

エルミタージュ美術館の夜景　@ロシア-サンクトペテルブルク

360°空撮において、世界一綺麗な夜景映像だと思います。スティッチ（*映像の合わせ作業）も、夜だとかなり難しいと思うのですが繋ぎ目すら感じさせません。すごすぎるぞ、、、

女神の滝（Angel Falls）　＠ベネズエラ

チームAirpanoの最新作（2017/02/13公開）です。Youtubeの360°動画の8K対応に合わせて、本作も早速の8K対応です。個人的にはカラコレ（ポストプロダクション作業における色調整）がAirpano作品の中でも最もうまくいった事例として注目しています。

Airplane総集編動画　@世界中

初めから総集編を見せておけ！という話でもありますよね笑　Airpanoというチームが世界をめぐり「ドローン空撮×VR映像」の魅力を届けていることが伝わります。

まとめ

VR空撮は、

1)ドローンの機体制作/改造

2)高度な操縦・撮影技術

3)空撮対応のスティッチ

この三点が必要なため、世界的にも取り組める制作チームが非常に少ないのが現状です。

国内でも多くのVR映像が制作されるようになってきていますが、VR空撮映像はほぼ事例がありません。これは日本のような観光資源が豊富な国で残念なことだと思っています。

日本国内のほぼ唯一の観光PR用360°動画は、空撮VR制作チーム「DroneAgent」で撮影した以下の事例くらいしか見当たらないのが現状です。

参照：「宮崎県小林市 観光促進PRムービー “ンダモシタン小林 360VR”」

本記事が一人でも多くの方の目に入り、VR空撮映像が国内の観光プロモーション映像に活用されることを祈ってやみません、、！