【講師が教える】飛行機へのドローンバッテリー規制と持込方法とは?

堀内亜弥
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堀内亜弥

こんな感じの内容です!

ドローン空撮は、何と言っても「地方での絶景」に好んで使用されることが多く、飛行機での移動も多くあります。その際に困るのがリポバッテリーの持ち運びについて。今回は、そのバッテリーの機内持ち運びについてご紹介します。

目次

ドローン空撮では、何と言っても「地方での絶景」に好んで使用されるます。TVやCM制作も7,8割が地方ロケで、長距離の移動を強いられることが多いです。私自身が困ったのは、飛行機移動の際のバッテリー制限です。空港に行って、ドローンのバッテリーを没収されてしまっては、と不安になりますよね。
そんな飛行機でのバッテリー事情をまとめてみましたのでご覧ください!

まずドローンごとのバッテリーの種類をおさらいしましょう。

[DJI製品]

Mavic バッテリー = 43.6 Wh

Phantom 3 用バッテリー = 68 Wh

Phantom 4 用バッテリー = 81.3 Wh

Phantom 4 Pro 大容量バッテリー = 89.2 Wh

Inspire 1 TB47用バッテリー = 99.9 Wh

Inspire 1 TB48大容量バッテリー = 129.96 Wh

Inspire 2 TB50用バッテリー = 97.58 Wh

Matrice 600用バッテリー = 99.9 Wh

[3DR SOLO]

3DR Solo = 76.96Wh

政府広報オンラインにのガイドラインで確かめてみましょう。

国土交通省が出しているガイドラインが下記になります。JAL、ANAの航空会社も同じガイドラインが適用されると想定して問題ありません。

 

  • ワット時定格量が100Wh以下のものは、個数の制限なし
  • ワット時定格量が100wを超え160w以下のものは2個まで

 

参照:「お出かけ前にご確認を。飛行機に持ち込めないもの。」

 

つまり、バッテリー容量に応じて、制限が行われていることになります。

そうなると、主要なドローンバッテリーでは、Inspire 1 の大容量バッテリーの持ち込み可能個数が2個と規制されてしまうことがわかります。

Inspire 1 TB48大容量バッテリー = 129.96 Wh

 

ガイドラインが絶対ではなく、各航空会社にて規制が異なる模様

しかし、航空会社によっては100Wh以下でも個数制限が独自に行われているという話もたまに聞きます。実際のところどうなのでしょうか?

例)キャセイパシフィック航空

1名様につき20個まで

 

実際に持ち運ぶ際の注意点

注意点1

ドローンに装着されているバッテリーについて

リチウム電池またはリチウムイオン電池(バッテリー)が内蔵・装着された一般電子機器については、160Wh以下のバッテリーであれば荷物として預けることができる、と全日空のHPには記載されています。

参照:ANA公式HP

 

上記であげた全てのドローンのバッテリー制限を下回っているので、装着していても預けることが可能ということになります。

 

しかし実際私の体験談になりますが、ANA便でPhantom 4 ProとInspire1をバッテリー装着したまま預けようとしたところ、Phantom 4 Proは特に問題なかったのですが、Inspire1のみバッテリーを外してください、と言われてしまいました。

 

これに関しては現場での判断になるそうなので、事前に航空会社に確認した方が良さそうです。

 

注意点2

機内に持ち運ぶ際には

ドローンのバッテリーは、スマートフォンでも使用されている、リチウムポリマーバッテリーが使われています。そのため、万が一の発火に備えて、機内に持ち込む際は防炎バッグに入れると安心です。

参照:Always carry your batteries in a LiPo Safe pouch

 

まとめ

・100Wh以下のバッテリであれば、ほとんどの航空会社で個数制限なしで持ち込み可能

・Inspire TB48のバッテリーは、100Whを越えるため2個までの制限あり

・各航空会社によってガイドラインが少し異なるため、事前の確認が必要

 

余談ですが、セキュリティーチェックの際は、必ずと言っていいほどバッテリーのチェックが入るので、出しやすい袋にまとめたり、搭乗時間に余裕を持って行動するのをおすすめします。

 

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