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【ドローンとは】ドローンがいける最高高度って? ~機体性能と航空法から考察~

ドローン空撮の顧客の方々から聞かれる質問の中に、「ドローンを飛ばすことができる最高高度はどのくらいなのか?」というものがあります。そこで本記事では、ドローンの最高高度に関して、機体の性能面と法律面の両面から回答していきます。

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近年では、ドローンと航空機のニアミスによる「バードストライク」ならぬ「ドローンストライク」が話題になることが多くあります。実際に先日、ブリティッシュエアウェイズ機とドローンが衝突したというニュースが日本においても広く取り上げられていました。
このようなこともあり、機体の性能面だけでなく安全面という観点からも、ドローンをどのくらいの高度で飛ばすべきかという議論が世界において行われています。

参考:「ブリティッシュエアウェイズ機にドローン衝突か-ヒースロー付近で」Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-18/O5TIBJ6TTDSA01

そして、実際にドローン空撮現場で顧客の方々から聞かれる質問の中に、「ドローンを飛ばすことができる最高高度はどのくらいなのか?」というものがあります。そこで本記事では、ドローンの最高高度に関して、機体の性能面と法律面の両面から回答していきます。

機体の性能面:最高高度500m

日本において市場占有率1位のDJI社のPhantomシリーズでは、500mの高度制限が課せられています。これは高度を上昇させることによる風速の上昇など、機体の安全面という観点からみた最高高度であると思われます。また、Inspireシリーズであれば、海抜4500mまでがマニュアルに記載された最高高度になっているといわれています。

日本国内法による法定高度:原則150m

他方で注目すべきは、2015年12月に施工された改正航空法による高度制限です。こちらでは、国土交通省の承認なしに飛行できる最高高度が150mと設定されており、これ以上の高度に関しては別途①空域管理者との調整②国土交通大臣への申請の2点を行うことが求められています。

日本国外における法定高度:例イギリス

また、このようなドローンの最高高度に対する規制は日本国外においても積極的に行われています。その一例として、近年ドローンと航空機の接触事故が話題になったイギリスでは120m以上の飛行が禁止されています。そして違反した場合には、最大5年間の禁固刑が科せられるといいます。このように、各国において別個の法定の最高高度が設定されているため海外でドローンを運用するうえでは注意が必要になります。

いかがでしたでしょうか。ドローンを飛ばすことができる最高高度は、日本国内においては原則150m以下となります。これ以上高い空域に関しては、違反した場合の刑罰刑だけでなく、上空を飛行するヘリコプターや航空機との接触事故のリスクもあります。そのため、法律に基づいた慎重な運用が求められます。
参照記事:ドローンってどれくらいのスピードで飛ぶの?撮影できる最高速度は?

  • FLIGHTS編集部
  • DJIインストラクターを中心としたDroneAgentのスタッフが記事を執筆している、FLIGHTS編集部のアカウントです。
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