[FAA取得への道]日本人初のFAAドローン免許を取得してきました【ドローン免許】

堀内亜弥
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堀内亜弥

こんな感じの内容です!

この度、アメリカでドローンを飛ばすために必要なFAAのドローン免許をグアムで取得してきたので、その体験と手順について紹介します!アメリカでドローンを商用で飛ばすことを考えている人は是非ご一読ください!

目次

FAAってなに?

FAAという言葉、なかなか聞き慣れないのではないかと思います。これはFederal Aviation Administrationの略称で、日本語では「連邦航空局」と呼ばれる機関のことです。アメリカでは航空機に関するすべてがこのFAAによって管理されており、ドローンの免許もこちらで発行されています。

FAAドローン免許、何に使うの?

日本ではまだドローン免許というものが一般的ではありませんが、アメリカではドローンを商用利用して操縦するにはこの免許が必須となります。米国にて仕事でドローンを飛ばす人が必ず取得しなければならないライセンスなのです。

取得までの道のり

ではここから、いよいよFAAドローン免許を取得するまでの手順について紹介します。

テストセンターの予約

FAAのHPから、テストが受講できる場所を探し、予約をします。私の場合、日本から距離が近いグアムで受講しました。

アメリカのテストセンター一覧

https://www.faa.gov/training_testing/testing/media/test_centers.pdf

トレンドベクター(グアムのテストセンター)

http://www.trendvector.com/tvaie/index_e.htm

名前、住所、署名、証明写真が記載された有効なIDを用意

テストを受けるのに、身分証明書を2つ持っていく必要があります。パスポートと国際免許を用意しました。国際免許は、免許センターに行けば当日発行してもらえます。パスポートはアメリカに行っている以上、誰しも持っていると思うので問題ありませんが、運転免許は、国際免許に切り替える必要があります。

試験に向けて勉強する!

私の場合、以前自家用操縦士の勉強をしていたので、20時間ほどの勉強で済みました。英語や知識の差で違いは出てくるとは思いますが、過去問をいくつか問いておけば問題ないと思います。

試験内容はこんな感じ!

試験内容は大きく分けて5つのテーマに分かれています。

法規制

  • Applicable regulations relating to small unmanned aircraft system rating privileges, limitations, and flight operation

空域

  • Airspace classification and operating requirements, and flight restrictions affecting small unmanned aircraft operation

気象(TAFF,METARの読み方

  • Aviation weather sources and effects of weather on small unmanned aircraft performance

機体性能

  • Small unmanned aircraft loading and performance

運用

  • Emergency procedures
  • Crew resource management
  • Radio communication procedures
  • Determining the performance of small unmanned aircraft
  • Physiological effects of drugs and alcohol
  • Aeronautical decision-making and judgment
  • Airport operations
  • Maintenance and preflight inspection procedures

参考サイト

https://www.faa.gov/uas/getting_started/fly_for_work_business/becoming_a_pilot/

https://3dr.com/faa/drone-practice-tests/

渡米する!

あとは、飛行機のチケットを取って渡米します。

日本を出国します

現地でマクドナルドを食べて、会場に向かいます

 

テストを受ける!

現地で150ドルを支払います。パソコン、鉛筆、紙、テストに必要な資料が用意されている部屋で受講しました。テストはa,b,cの三択形式で、制限時間は2時間でした。

早めに試験が終わったので、試験管に報告し、終了ボタンを押すとその場で合否が確認できます。

60問中の70%以上で合格で、私の場合88%だったので無事合格できました。

 

申請する!

その場で試験管の人が手続きをし、証明書番号が記載された紙を発行してもらいます。その番号をFAAの手続きページ https://iacra.faa.gov/IACRA/SelectRoles.aspx から登録したら、無事申請完了です。

実際現場で使う場合、FAAのHP https://registermyuas.faa.gov/ から機体の登録が必要です。また、日本から機体を持ち込む場合、現地での登録が必要になります。

まとめ

私の体験も含め、簡単にFAA免許取得までの流れをまとめました。詳しい手続きに関しては別に記事を書いたので、是非お読みください。

参照 : [FAA取得への道]FAAライセンス取得手続きの流れを説明します!

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