標定点(GCP)不要の時代へ突入か?土木建設業界向け次世代ドローン「DJI Phantom 4 RTK」登場!RTK測位による高精度な測量が可能に

加塩 博士
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加塩 博士

こんな感じの内容です!

DJIよりPhantom 4 RTKが発売!Phantom 4 Proから、写真測量ユーザー向けに進化したPhantom 4 RTKを、FLIGHTSと協力会社での実証実験を実施。気になる実際の測位精度についてお伝えします。

目次

本日、日本時間の10/15(月)20:30にDJIよりグローバルリリースされた「Phantom 4 RTK(P4R)」。

機体性能はPhantom 4 Proを継承しつつ、写真測量ユーザー向けエンタープライズ機としてグローバルリリースされた機種、それがPhantom 4 RTKである。

リリース直前の10月某日、その性能の全貌に迫るため、DJIエンタープライズ代理店である(株)FLIGHTSでは、DJI JAPAN(株)と(株)アクティオとの3社共同にて実証実験を実施した。その結果について、(株)FLIGHTSの測量担当である加塩がお伝えします。

Phantom 4 RTK(P4R)の概要

「Phantom 4 RTK(P4R)」は、言うなれば “空飛ぶRTK”。 電子基準点補正データ配信サービスを用いた、ネットワーク型の相対測位であるRTKを実装することにより、従来の標定点(GCP)を利用した測量と比較して、50%以上の作業工数を削減できるのではないかと期待されている。

なお、ネットワーク型の相対測位を含め、「Phantom 4 RTK(P4R)」で可能となるマッピング手法は以下の通り。

  1. Net RTK(ネットワークRTKを用いた写真測量)
  2. PPK Solution (PPKソフトで後処理)
  3. D-RTK2(オプション。既存のMATRICE 210-RTK等はこちらに近い)

 一番気になる精度 ~i-Construction対応は可能か~

まず、DJIの発表した機体の位置精度は、水平方向の測位精度1cm+1ppm、鉛直方向の測位精度1.5cm+1ppm。
この数値は、ドローンと言うよりも、測量機器と言わざるを得ない。

では、「Phantom 4 RTK(P4R)」を用いて、標定点(GCP)を使用せずに行った測量結果の精度はどの程度のものなのか。
弊社が数回実施した実証試験の結果においては、全ての検証点が標定点(GCP)を使用した場合と使用しない場合で±15cm以内に収まるという結果が得られた。

あくまでもリリース直前に行った数回の実証実験をもとにした結果であるので、i-Constructionの要求精度に対しては更なる実証と改善が必要と言えるが、十分なポテンシャルを感じることのできる結果であった。

「Phantom 4 RTK(P4R)」の可能性

まず、土木現場の進捗管理や起工測量に関しては、すぐにでも「Phantom 4 RTK(P4R)」が主流となる可能性があると言っても過言ではないだろう。

なぜならば、「Phantom 4 RTK(P4R)」のフライトプラン機能を用いて、撮影計画や自動航行のルートを一度作っておけば、撮影した画像をSfMソフトに読み込ませて自動解析させるのみで点群データの作成が完了する。

つまり、従来の測量現場において多くの工数を要していた

・標定点(GCP)の設置や測量

・SfM解析における標定点(GCP)位置の調整作業

などが不要になるということであり、進捗管理や土量計測では、「Phantom 4 RTK(P4R)」を使うことで大幅なコスト削減が期待できる。

 

弊社では、Phantom 4 RTKの製品に関する情報や、今回の実証実験結果に関するより詳細なデータの資料を取り扱っております。

具体的なご利用方法についてご興味のある方は、以下フォームよりお問い合わせください。

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