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ドローン事故のリスクとは?ドローン墜落事故の安全対策【徹底解説】

今回のテーマは、「ドローンの墜落事故」についてです。最近では、ドローンの落下事故に関する報道を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。日本においても2015年4月22日、首相官邸で起きたドローン墜落事件をきっかけとし、メディアを中心にその安全性が問われ続けています。

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近年世間を賑わしている「ドローンの墜落事故」。

2015年、首相官邸でのドローン墜落事件をきっかけに、メディアを中心にドローンの安全性が問われ続けています。ドローンの落下・墜落事故に関するニュースを多く耳にすると「ドローンは危険」「ドローンは事故を起こしやすい」という印象を持たれる方も多いのではないでしょうか。

実際にドローン空撮を検討中の方からも「ドローンの墜落事故はよくあることなの?ドローンが落下する原因は何?」等の質問が多く聞かれます。

参照:[2017年度最新版]ドローン関連事件・違反の19事例をまとめ、その原因とは?

本記事では、ドローンの落下、墜落事故の5つの原因とその対策について解説していきます。

ドローンの落下・墜落事故の5つの原因

1.操縦者のスキル不足

ドローンを購入し間もない初心者の方のドローンの落下や墜落事故に多い原因の1つが、スキル・経験不足です。ドローンは安全に飛ばせるようになるまで十分な練習が必要です。経験・スキル不足の操縦士が機体がバランスを崩した際にパニックを起こし、ドローンを墜落させてしまう事例が少なくはありません。

2.突風による墜落

ドローンは風に弱く、風の強弱により操縦難易度が大きく異なります。風によって機体が大きく傾き制御不能になったり、傾き角が限界を超えてローターが停止するといったことがドローンの落下や墜落事故の原因となっています。高度によって風向きや強さは大きく異なります。目視のみで天候判断をし上空まで飛行させることはドローンの落下、墜落事故を招く原因となりますので危険です。

参考記事:ドローン空撮ができる気象条件とは?雨や風なら飛べないの?

3.バッテリー切れ

ドローンの落下、墜落原因の中で大きな割合を占めるのが、バッテリー切れです。バッテリー残量の確認をせず長時間飛行させたことで制御不能になり、ドローンが落下、墜落し事故を起こしてしまったということが起こっています。また、ドローンに搭載されているリチウムバッテリーは、電圧が低下すると共に出力が急速に低下します。そのため、ドローンを操縦する際はドローンの落下、墜落事故を防ぐ為にもにバッテリー状況の確認が重要です。

4.通信トラブル

ドローン機体と操縦者のコントローラーとの間の通信に問題が生じ、ドローンが落下、墜落事故を起こすことがあります。原因の1つは、ドローンが使用する2.4GHz帯の混線です。機体により自動帰還する機能があるものもあるものの、機能しない場合もあるため要注意です。

5.無理な飛行

ドローンの機体を建物や樹木などに無理に接近させると、ドローンが物体に接触し落下、墜落事故を起こしてしまいます。また、無理な飛行は操縦士がドローンを見失うことにも繋がります。ドローンを飛行させる際は、事前に飛行場所において危険物を把握し、無理のない飛行計画を立て、安全な飛行を行うことがドローンの落下、墜落事故防止に繋がります。

ドローンの落下・墜落事故対策

1事前の機体整備、点検の徹底

フライト前の機体の整備、点検が非常に重要です。事前整備や点検をせずにドローンを飛ばす操縦士も見かけますが、これは非常に危険な行為です。飛行前に機材の状況・バッテリーの充電の状況を確認することを当たり前の習慣としましょう。

参照:ドローン空撮DroneAgentの「安全確認チェックリスト」とは? 撮影前日までの事前準備<前編>

参照:ドローン空撮DroneAgentの「安全確認チェックリスト」とは? 飛行直前〜飛行後まで<後編>

2飛行場所・飛行コースの把握

予めドローンが墜落する場合のことを考え、どのような場所の上を飛行するのかを事前に把握、検討することが重要です。改正航空法による市街地や人口密集地など、ドローンが万が一落下墜落事故を起こしてしまった場合に、被害が発生する可能性が高い場所は原則として飛行が禁止されているので注意しましょう。

3安全監視員をつけること

ドローン操縦士が機体を見失うことは墜落の原因に繋がります。ドローンを飛行させる際には操縦士に加え、機体の位置を見張るための安全監視員を用意することは有効なドローンの落下、墜落事故予防になります。

まとめ

ドローンの落下、墜落事故は発生し得るものです。しかし、事前準備から徹底して対策をすることで、ドローンの落下、墜落事故の確率を大幅に減らすことができます。落下、墜落事故はなくしていくことが可能です。常に安全を心がけ、できる限りの対策を行い、ドローンの落下、墜落事故ゼロを目指しましょう。

  • FLIGHTS編集部
  • DJIインストラクターを中心としたDroneAgentのスタッフが記事を執筆している、FLIGHTS編集部のアカウントです。
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