【DJI Spark】DJI社がSparkのアップデートを義務化。期日までに未更新だと飛ばない仕様に

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こんな感じの内容です!

8/2にSparkの新機能を発表したDJI。それに続いて8/21、DJIはファームウェアのアップデートに関する発表をしました。発表は“ファームウェアを期日までにアップデートしなければSparkは離陸すらしない”という、ユーザー必見の内容も。本記事ではDJIのファームウェアアップデートに関する発表を解説します。

目次

Sparkのファームウェアをアップデートを義務化へ

DJI社は、8/2に超小型の最新ドローンSparkの新機能を発表しました。それに続いて8/21、DJIはファームウェアのアップデートに関する発表をしました。発表では、“ファームウェアを期日までにアップデートしなければSparkは離陸させることができない”という、ユーザー必見の内容が盛り込まれていました。
本記事では、DJIのファームウェアアップデートに関する発表を解説します。

何のためのファームウェアアップデートなのか

今回のファームウェアアップデートは飛行の安全性と機能性の強化を意図したものだと発表されています。

実はこれまでに、DJI Sparkに対して“飛行中に発生する原因不明の機能停止による墜落”の事例がいくつか報告されており、それをDJIが正式に認めたことと関連があるとみられています。今回のアップデートはそれフライトの安全性と製品の信頼性の向上のためとされています。

アップデートすると、どうなるのか

Sparkのバッテリー管理システムが改善され、飛行中の電源を最適化するとのことです。

更に、新たな機能として“スパークとDJIゴーグルの完全に統合するためのサポート”、“離陸後の安定性向上のためのパームラウンチ機能最適化”、“クイックショットドローニーモード下でのコントロール精度向上”、“新たなファームウェア同期時のリモコンの適合性強化”が挙げられています。

逆にアップデートしないとどうなるの?

DJIは、機体やバッテリーのファームウェアを期限までにアップデートをしない場合、9/1以降、DJI Sparkは飛行しないと警告しています。今回のアップデートは普段のものとは異なり、DJIが2017年9月1日という期限をしっかりと警告し、DJI Sparkのユーザーにそれまでにアップデートするようはっきりと呼びかけています。

DJI

これまでにSparkの不具合が報告されていたとのことですが、その数は決して多くなく、それは世界中で販売されているスマートフォンやパソコン等、厳しい管理体制下でもほぼ一定数は発生してしまう不具合と同じようなもの、のようです。

しかしながら、ドローンは空を飛ぶという特性上、人や物への損害が懸念されることからDJIは原因の解明や対策に急いだようです。
米軍に関するDJIの対応といい、今回の発表といい、DJIの市場からの声に対する対応は素早いです。DJIは市場の反応の一歩先まですでに準備をしている印象です。

信頼性や安全性を重視した、世界一のドローン製造会社らしい対応であると世界的にも評価する声が上がっています。

まとめ

ファームウェアのアップデートの必須化を、その製造元のメーカーがドローンの飛行そのものを制限するという少し珍しいケースでした。今回のアップデートは、それだけ重要なものであると考えられます。

DJI Sparkをお使いの皆様!忘れずに8月中にファームウェアをアップデートしてくださいね!

9月1日以降、実際にどうなったのかはこちら!

Sparkに関する情報はこちら。

その他、DJI製品に関する最新情報などの情報交換にはDJI FORUMがあります。DJI DORUMについてはこちら。

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