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ドローン空撮可能な気象条件・天気とは?雨や風、悪天候って?【徹底解説】

「どのような気象条件であればドローンを飛ばすことができるのか?」という疑問の声が弊社にも寄せられてきていました。そこで本記事では、ドローンを飛ばすことができる気象条件、中でも雨や風の中で飛ばすことができるのか??という疑問に答えていこうと思います。

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ドローンの墜落事故に関するニュースが連日世間をにぎわす中、安全を第一に考えたドローンの利用が求められています。どうにも事故の様子を聞くと、ドローンの性能・限界を知らずに起きていることも多いようです。

本記事では、ドローンを飛ばすことができる気象条件、中でも雨や風の中で飛ばすことができるのか??という疑問に答えていきます。

原則:悪天候下の飛行は厳禁

ドローンを悪天候下で飛行させることは、機体の故障や事故に繋がる危険があるため、控える必要があります。雨の中に無理やりドローンを飛ばして、落下させている映像はYoutubeにもたくさんアップロードされています。
中には、防水用ドローンもありますが、原則は悪天候でのドローン飛行はNGです。

悪条件の例

  • 風:突風による墜落の危険性
  • 雨:多くのドローンは防水機能がついていない
  • 砂:砂やホコリが機体に入り込む危険性
  • 風:突風による墜落の危険性

具体的には、DroneAgentチームでは、以下のような制限をもってドローン空撮に臨んでいます。

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-気象条件 : 晴れ、曇り
-空撮可能風速 : 風速7m/s以下
-空撮が難しくなると気象条件:雨、雪
*氷点下の気温は問題なく撮影できます。
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風:ドローン空撮でもっとも判断が難しい天候要素

ドローンは風に弱く、風の強弱によって操縦難易度が大きく異なる点注意が必要です。中でも、風によって機体が大きく傾き制御不能になったという事例や傾き角が限界を超えてローターが停止する危険性が報告されています。

また、風の強さや風向きは高度によって異なるため、一見安全そうに見えても上空で思わぬ風の影響を受けてしまうという場合があります。なお、一般的に、風速5mを飛行の可否の基準にすることが多いと言われていますが、これはプロの基準であるため注意が必要です。また、小型機であるPhantomシリーズであれば、風速7~8m以上だと機体が揺れてしまい映像・画像の質が低下するという印象です。
*Inspireだと10mでも耐えられますが、原則は強風時には、撮影は中断すべきです。

雨:ドローン空撮は雨だと無理です。

*上の動画だと、DJI製Phantomが、10分の雨天を耐えちゃうんですけどね、、笑

冗談は置いておいて、原則として、小雨であっても飛行はNGです。
DJIのPhantomシリーズ、Inspireシリーズはじめ多くの機体が防水機能を備えていないためです。そのため雨によってモーターやバッテリー、内部の基盤に浸水して故障の原因に直結するといった危険性あります。
またドローン空撮用途の場合は、レンズに雨粒がついてしまい、基本的には使用に耐える映像にはなりませんので、クライアントの方も無理は言わないであげてくださいね!

砂:砂やホコリが機体(モーター)に入り込む危険性

最後に、ドローンを砂嵐の中や砂が舞いやすい場所で飛行させることには注意が必要です。なぜなら、Phantomシリーズは防塵機能を備えていないため砂埃・砂嵐がある中では、機体内部に砂が流入する危険があるためです。

また、レンズに砂埃がついていることを気づかずに撮影に臨んでしまうケースもありますので、ドローン空撮時の砂埃には気をくばる必要があります。

ドローンのモーターに砂が入った際はこの記事を参考にしてください:
[操縦士への道]ドローン飛行後のメンテナンス(掃除)方法を解説。プロが教える砂埃対策とは?

余談:Matrice200なら雨天でもOK

DJI製の最新産業用ドローン、M200,M210であれば雨天でも飛行が可能です。点検用途などへの活用が期待されています。値段も正式な価格は、非公開ですが、100万前後と手頃です。

参照:[M200]DJIの新ドローン「MATRICE 200」とは?防水/耐候性に期待が高まる!?

まとめ

いかがでしたでしょうか。ドローン空撮時での天候不順はいかに危険で、するべきではないということが伝われば嬉しいです。
また、天候時以外のドローン空撮チェックリストは以下の記事がオススメです!
参照:ドローン空撮DroneAgentの「安全確認チェックリスト」とは? 撮影前日までの事前準備<前編>

参照:ドローン空撮DroneAgentの「安全確認チェックリスト」とは? 飛行直前〜飛行後まで<後編>

  • FLIGHTS編集部
  • DJIインストラクターを中心としたDroneAgentのスタッフが記事を執筆している、FLIGHTS編集部のアカウントです。
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