こんな感じの内容です!
日本でも最近問題となっている鉄道路線への侵入。広大な鉄道路線は、全てを監視するのは難しいのも事実。そこで、アメリカのメイン州ブランズウィックの警察は、同国初となるドローンを利用した鉄道路線の監視計画を進めています。
目次
日本でも最近問題となっている、鉄道路線への侵入。 これはもちろん違法行為なのですが、なにせ鉄道路線は非常に広範囲に広がっているために、全てを監視するのは難しいのも事実。 そこで、アメリカのメイン州ブランズウィックの警察は、同国初となるドローンを利用した鉄道路線の監視計画を検討しています。
ドローン監視部門の設立
ブランズウィックと聞いてもあまり馴染みのない人が多いと思いますが、この地はアムトラック(全米鉄道旅客公社)のダウン・イースター線の終点となっています。そしてブランズウィック警察と連邦鉄道管理局は、市街地における鉄道路線への侵入に備えてドローンによる監視部門を設立することを計画しているのです。
監視の意義とは
このドローンは法執行というよりも、むしろ侵入の感知に重点が置かれているそうです。ドローンに監視を任せれば、人員を大幅に拡充しなくてもより広範囲な鉄道路線を見守ることが可能でしょう。
なお、同地域の鉄道路線にはすでに4つの無線監視カメラが設置されています。これらはモーションセンサーを搭載し自動で録画を開始するのですが、実際には画像が停止していたり、インターネット接続がうまくいっていない……などのトラブルがあるそうです。そこで、監視カメラや人間の代わりにドローンを派遣しよう、というわけなんですね。
ただし計画段階とのこと
ただしドローンなどの機器の購入計画はまだ認められておらず、計画は初期段階にあるといえます。ブランズウィック警察は2018年の初夏にもドローンによる監視プログラムをスタートさせたいそうです。
ドローンはその機体価格の安さと機動性から、監視業務での利用が期待されており、世界的にもまだまだ活動の場を広げていきそうです。
参照:http://www.pressherald.com/2017/12/05/drone-patrol-idea-by-police-in-brunswick-could-be-a-first/
画像:Wikimedia Commons
(文/塚本直樹)