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GoProは2018年1月8日(米国時間)、ドローン事業からの撤退を発表しました。残念ながら、現在販売中のドローン「Karma」が同社の最初で最後のドローン製品となります。
GoPro、まさかのドローン事業から撤退
GoProは2018年1月8日(米国時間)、ドローン事業からの撤退を発表しました。残念ながら、現在販売中のドローン「Karma」が同社の最初で最後のドローン製品となります。
目次
苦戦したドローンビジネスへの参入
GoProは2016年9月にKarmaを発表しました。折りたたみ式のアームを採用することでコンパクトに収納でき、同社のアクションカメラ「Heroシリーズ」が装着可能。さらにはカメラとジンバルを取り外してハンドグリップに装着すれば単品のジンバル付きカメラとしても利用できるなど先進的なシステムが採用され、大いに注目されたのです。
しかしKarmaは発売後に電源関連のトラブルが発覚し、出荷された全台がリコールされました。その後2017年2月に再販されましたが、市場ではライバル製品に匹敵するような評価を得ることはできませんでした。
原因は過剰競争と規制議論
GoProはドローン事業を終了する理由として、ドローン市場の過剰競争と規制議論をあげています。発表によれば、Karmaは販売金額ベースで2017年に市場2番手に迫ったものの、競争の激しさから利益を生み出すことが難しかったと伝えています。
さらにヨーロッパやアメリカで検討中の各種規制も、今後の市場の行方を不安定にしていると考えているのです。
事業集中とレイオフを発表
GoProはより競争力のある事業へと注力すると表明した上で、20%の従業員のレイオフ、CEOのニコラス・ウッドマン(Nicholas Woodman)氏の現金報酬を1ドルにするなどの方針を発表しています。そして今後は在庫のKarmaを販売し終えた時点で、ドローン事業を終了する予定です。なお、Karmaへのサービスやサポートは今後も継続されます。
画像:GoPro
参照:The Verge
(文/塚本直樹)