こんな感じの内容です!
映像作品を高いクオリティにするために、「シネマカメラや一眼レフカメラを使用してほしい」という要望を満たして映画、テレビCM、Webムービーに使用可能な空撮を行うための機材を紹介します。
目次
はじめに~小型機と大型機の違い~
ドローンで空撮を行う場合、搭載するカメラの性能を気にされる方も多いはずです。近年では、映画、テレビCM、Webムービーなどで使用する「映像作品」として高いクオリティを求める制作者により、「シネマカメラや一眼レフカメラを使用してほしい」という要望が増えてきています。
ドローンのタイプには二種類あります。「カメラと一体型のドローン」、「カメラが非搭載のドローン」です。空撮の場所や目的により、これらドローンのタイプを使い分け、制作者の求める映像イメージに近付ける必要があります。今回は、この二つのタイプのドローンについて、DroneAgentが実現している超高画質空撮をご説明します。
安価で一般の業者が使用している小型機(カメラ一体型のドローン)とは
カメラと一体型のドローンは、飛行中のコントロールが容易で撮影のタイミングも調整しやすいため、初心者でも気軽に扱うことができます。しかし一体型であるため、他のカメラを取り付けることは基本的にできません。また、カメラのレンズが前方に固定されているドローンも多く、進行方向しか撮影できないデメリットもあります。
撮影の安定性が高いドローンとして有名な「DJI Phantomシリーズ」では、ジンバルタイプのカメラが搭載されています。「ジンバル」とは、コンピューター制御によりカメラを水平に保持するアーム構造装置のことです。この装置の働きにより、画像ブレが起こらない高いクオリティの撮影を行うことが可能となります。
最新機種である「Phantom 4」では、写真解像度が4000×3000ピクセル、動画撮影では4K対応の1920×1080pの撮影が可能となり、より商業用に近いイメージの作品を生み出すことができます。しかし、他のカメラを搭載できるような構造にはなっていないため、これ以上の画質性能を求めることはできません。あくまでPhantomシリーズの規格内でのカメラ性能に頼ることになります。なお、写真解像度が4000×3000ピクセル、動画撮影が4KというのはGoProに等しい画質になります。
プロ・上級者向けの機体が多い大型機(カメラ非搭載のドローン)とは
お店などで売られているドローンは、基本的にカメラ一体型のものが多いですが、カメラが非搭載の上級者向けドローンも存在します。後から色々なカメラを搭載できるため、メリットが多いように思えますが、シネマカメラや一眼レフなどを使用するにはドローンに対する知識と技術が必要となります。
ジンバル(Ronin、Moviなど)
ドローンとカメラを組み付けるためのジンバル(など)を用意しなければなりません。使用するドローンに合わせたジンバルを購入することはもちろん、組み付け時には飛行中の振動などが、フレームを通してカメラに伝わらないようにする工夫も必要となります。また高価な機材を扱うため、組み付け不良によるカメラの落下などにも細心の注意が必要です。
ペイロードとは
ドローンの最大積載量(専門用語で「ペイロード」と呼ばれています)にも配慮する必要があります。この最大積載量を超えての飛行・重心位置のズレによって、撮影の途中で落下したり、思わぬ故障を招く可能性があります。
特に大型機ドローンは上空から落下すれば凶器と化すため注意が必要です(もちろん小型の落下も大変です)。
大型機についてまとめ
このように、カメラが非搭載のドローンは、メリットも多い一方で、非常に操縦者の経験と知識に頼るところがあります。また、法律による縛りや天候の状況、操縦技術だけでなく、機体管理もより重要になりますから、一般の方(通常のドローン業者も含め)にはまだまだ手の届かないでしょう。シネマカメラにアイリス制御や、シネマレンズ(PLマウントレンズ)を搭載した重量で飛行するには細心の注意が必要であります。
ただシネマカメラで撮影するドローン映像は、格段のクオリティです。国内では事例がほぼない分、他の映像との対比を感じます。映像制作に携わる方でしたら、一度はトライして欲しいと思います。
大型機で使用できるカメラまとめ
【1眼レフカメラ】
- Canon 5D mark III
- Canon EOS 5Ds R
- Canon EOS 7D Mark II
- PANASONIC LUMIX GH4
- SONY α7
- SONY α7R
【シネマカメラ】
- BLACKMAGIC MICRO CINEMA CAMERA
- BLACKMAGIC POCKET CINEMA CAMERA
- BLACKMAGIC CINEMA CAMERA 4K
- RED EPIC
- RED EPIC DRAGON
- RED SCARLET
- ARRI ALEXA Mini
- SONY F5/F55
- SONY FS100
- SONY FS700
*上記以外のカメラも使用可能です。たとえばVR空撮さえも(yahoo news) 参照:DroneAgent、機体が映り込まないドローンVR空撮コンテンツ制作開始
■まとめ
DroneAgentでは、空撮に使用するドローンにすべてのカメラを搭載することが可能です。当社は全国でテレビCMやPRの空撮を手掛けており、国内随一の実績を誇ります。すべての機体と機材に対応でき、ご依頼に応じて最適なカメラで撮影をおこないます。
またプロとしての誇りをもって、満足のいく空撮映像をお届けしています。
お気軽にご相談ください。
また、今回ご紹介した大型の機材はこちらで販売しています。