注意せよ!6月24日から人口集中地区が変わります!!

岩本守弘
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岩本守弘

こんな感じの内容です!

平成29年6月24日から人口密集地区が新しい国勢調査の結果に切り替わります。注意すべき部分を詳細に解説します。

目次

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人口集中地区が変わる?

ドローン運用において、非常に大きな要素である人口集中地区。許可・承認の大半が、この人口集中地区上空の飛行に関わるものではないでしょうか?
この人口集中地区は5年に一度行われる国勢調査の結果を基にはじき出されます。現在は平成22年度の国勢調査が基準になっておりますが、来たる6月24日から最新の平成27年度国勢調査版に変更されます。

人口集中地区はイメージと違う!?


人口集中地区は、単なる人口分布で決定される訳では無く、周囲の状況も含めて計算されるため単純ではありません。
知っている土地であればあるほど、自分の感覚で判断してしまいがちですが、それはNGです。自分のイメージで「あそこは、いつも人がいないから大丈夫」と思っていると、気づかないうちに違法飛行になっているかもしれません。

人口集中地区が変わると、どうなるの?


平成27年度版に移行する事によって、6月23日まで申請が要らなかった場所が、要申請地区になっている可能性があると言う事です。もっと端的に言うと「昨日まで飛ばせていた場所が、今日から違法飛行になるかも?」と言う事です。これはウッカリではすまされない事です。

しかし、「常に飛行場所が人口集中地区かどうか確認する!」と言う流れが確立されていれば、何も問題ありません。6月24日以降に飛行の予定があれば、既に発表されている新しい人口集中地区を確認し、必要であれば申請を行うだけです。
問題は、「過去に申請の必要なかった場所だから今回も」と思ってしまう事です。

どうやって新しい人口集中地区か確認するの?

総務省統計センターのWebサービス「地図による小地域分析 jSTAT MAP」で平成22年度版と27年度版のどちらも確認が出来ますので、飛行のタイミングで該当の年度を確認して下さい。切り替えは6月24日ですので、6月23日までの飛行は22年度版を確認して下さい。
しっかり使うには登録が必要ですが、まずはお試しでサクッと確認出来ます。

jSTAT MAP利用手順

1)地図による小地域分析 jSTAT MAPにアクセス
2)右側メニュー『お試し版』をクリック

3)中央『お試し版開始』をクリック
4)リストから必要な地域をクリック
5)メイン地図右上 行政界メニューから人口集中地区(H22年)または(H27年)をチェック
これで、地図上に赤い斜線で覆われた部分が人口集中地区となります。

この人口集中地区は、平成27年度版の関東地区です。H22とH27のチェックを切り替えると、確かに細かい部分で変更が発生している事が分かります。
まずは土地勘のある場所で変更地点があるかどうか、確認してみてはいかがでしょうか?

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