こんな感じの内容です!
本記事の対象者は、S1000などのSシリーズやMatrice600などといった大型ドローンに、別途カメラを取り付けるケースを想定しています。1眼レフカメラなどの取り付け方に悩みを解消します。
目次
ドローン(大型機)を操作していると重心が傾き、飛行中の機体のバランスが安定しないことがあります。
基本的に機体の重心位置はマルチコプター(ドローン)の中心軸に設定されています。
飛行中に目視で確認で出来るほどの大幅な重心のズレが生じている場合は傾きの度合いを調節できますが、目視ではわかりづらい小さなズレ非常に把握しづらいです。
本記事の対象者
本記事の対象者は、S1000などのSシリーズやMatrice600などといった、別途カメラを取り付けるケースを想定しており、Phantomシリーズや、Inspireシリーズといった搭載物が確定しているケースは対象外です。
*Sequoiaや、Rededgeといった別機材を小型機に搭載する場合は、小型機でもぜひご参照ください!
解決方法①スキッドで確認
まずは飛ばしている現場ですぐに試すことのできる方法です。飛行中のドローンを垂直に降下させ着陸させてみます。着陸時、目線はドローン本体のスキッド(ドローンの足パーツ)に合わせ、スキッドのどの部分が最初に地面に着くか確認。そこに重心のズレがあれば、スキッドの着陸する部分に時差がでているはずです。あとはこの誤差を指標としながら傾きを調節していきます。
解決方法②吊らせて確認
室内で見分けるときは紐を用意。先に述べたように機体の重心位置はマルチコプター(ドローン)の中心軸に設定されています。なので中心部分をひもで結び、ドローンを吊るしてみるのです。すると止まっている状態で、飛行中のドローンを再現することができ、ズレも顕著に現れます。
解決方法③計量器で確認
さらに正確に見分ける際は奥の手です。少々準備が大変ですが、軽量器を四つ用意します。ドローンのスキッド四隅に計量器をセッティング。あとは数値を見れば一目瞭然です。思い付きのような方法ですが、かなり正確に調節出来るそうです。
まとめ
今回はドローンのわかりづらい重心のズレの見分け方と調節方法を紹介してきました。
大型機の管理、別途機材をドローンに搭載する場合には、上記のような重心位置までの「機体管理」が必須だと言えます。自信が無い場合は、本記事で得た知識をベースに、お近くのドローンに詳しい方との情報共有を行った上でのフライトをお勧めいたします。