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[5分でわかる]VRクリエイター金井による360°全天球動画の作成フローとは?【ドローンVR】

今回はGoPro HERO 4を使った初歩的な全天球VR映像の作成についてお話します。まず必要なものはカメラとソフトです。弊社ではGoPro HERO 4を6台をリグという部品でつなぎ合わせて使用しています。

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はじめに

今回はGoPro HERO 4を使った初歩的な全天球VR映像の作成についてお話します。まず必要なものはカメラとソフトです。弊社ではGoPro HERO 4を6台をリグという部品でつなぎ合わせて使用しています。ソフトはスティッチ用にAutopano Video Pro 2、プレビュー用にGoPro VR Playerを利用しています。

撮影

GoProは製品ごとに若干色の違いが出てしまうため設定を間違えてしまうと、映像をつなぎ合わせた時境界線が目立ってしまいます。まず色設定は「Native」にすることをおすすめします。この設定だとCMOSそのものの色が出て後から調整しやすいです。そして次に絶対注意していただきたいのが「low light mode」をオフにすることです。この機能をオンにしたまま撮影すると明るさによって各カメラが自動的にフレームレートを調整してしまうためスティッチの際大きな弊害となります。
次に録画です。各カメラが回り始めたら大きく手拍子をしましょう。これはスティッチの際に映像のスタートポイントを合わせる作業です。Autopanoにも自動で音声と映像を認識してスタートポイントを合わせる機能があります。しかしこの機能が正常に働かず大きくズレてしまうことが多々あります。万が一の時手動でポイントを合わせられるよう必ずこの作業は行いましょう。

スティッチ


まずAutopano Video Proを開き撮影した6つの映像をドラッグします。そして先述した映像のスタートポイントを自動的に合わせる機能「Synchro」をクリックします。音声、映像どちらでシンクロさせるか選択し「Apply」をクリックします。ここでスタートポイントに違和感があった場合には先ほどの手拍子の音に手動で合わせましょう。
次に「Stitch」をクリックします。ここで使用しているカメラ、今回はGoPro HERO 4を選択します。すると6つの素材を1つにつなぎ合わせた映像がプレビューされます。そしてプレビューされた映像に揺れが目立つようでしたら「Stab」をクリックします
。ここでは揺れの大きさをパーセンテージで調節することが可能で、細かな振動大きな揺れに分けてを補正ができます。
隣にある「Color」ボタンも重要で、先述した通りGoProは製品ごとに若干の色の違いがあります。ですのでここで必ず各映像の明るさと色を調整しましょう。
ExposureとColorを選択して「Apply」をクリックすれば色、明るさが均一になります。
仕上げにBlendをしましょう。まずは「Smooth」がおすすめです。これで映像のつなぎ目がかなり目立たなくなります。

最後にレンダリングです。4Kで撮影された場合は下の画像の設定をおすすめします。

そして、完成したものをGoPro VR Playerへドラッグして再生してみましょう。

まとめ

今回の解説はかなり初歩的なものとなっておりますが一応これで全天球VR動画を作成することができます。しかし撮影によっては遠近感や振動など様々な障害によって映像のズレが生じてしまいます。次回はもう少し発展した撮影、スティッチ方法も紹介していきたいと思います。 

  • 金井一馬
  • DroneAgentでは動画編集を担当。小林市のVR映像の編集、大手企業のパノラマ編集もこなしている。難易度の高いVR,パノラマのスティッチ、カラーには定評がある。
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