「ドローンをグレーな市場(非公式)で買わないで」最大手DJIが呼びかけ

塚本直樹
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塚本直樹

こんな感じの内容です!

最大手ドローンメーカーのDJIは、このグレーマーケットで自社製のドローンを購入しないように呼びかけています。現状どこでも購入できてしまうドローン市場の背景にはどういった事情があるのでしょうか。

ドローンにも存在するグレーマーケット

世の中には違法品が取り扱われる「ブラックマーケット」がありますが、一方では製品自体は合法品でも、メーカーが意図しない流通経路で販売される「グレーマーケット」も存在しています。そしてドローンメーカーのDJIは、このグレーマーケットで自社製のドローンを購入しないように呼びかけているのです。

目次

問題が表面化した「Mavic Pro」

2016年9月に発表されたDJIの折りたたみドローン「Mavic Pro」は発売当時にはそれはもう大人気で、長らく入手しづらい状況が続きました。それは日本においても同じで、購入まで長らく時間がかかった……という人も多いでしょう。

日本でも最大手オークションサイトののYahooオークションでもMavic Proが15万円~20万円という、定価よりもかなり高価な値付けで複数台が掲載されました。そして、瞬く間に売れてしまったのです。

 

グレーマーケットの問題点

このような非正規での商品の流通は、お互いが納得していれば問題がないようにも思えてしまいます。しかしDJIのアジア・パシフィック方面コミュニケーション部門を率いるケビン・オン(Kevin On)氏は、いくつかの問題点を指摘しているのです。

まず、グレーマーケットで販売されるドローンはその地域の仕様や法的基準に適合しない可能性があります。これにより、知らず知らずのうちに法律に違反してしまう可能性があるのです。

 

サポートにも問題が発生

これはわかりやすいと思うのですが、グレーマーケットで購入した製品ではDJIによる公式の保証が受けられません。また購入元に問い合わせても、サポートを受けるための支援などを一切してくれないことがままあるそうです。

もちろんDJIから製品を直接購入すれば、保証範囲内であれば無償のサポートを受けることができます。

 

DJIのサービスに関する取り組み

 

 

一方では、DJIは過去に自社のサポート体制が十分でなく、修理対応などで顧客を長らく待たせることがあったと明かしています。

しかしオン氏によればこのような状況は改善されており、現在は例えばオーストラリアでは、90%の修理が5〜6営業日中に解決しているそうです。

メモ

日本国内でも、同様に正規代理店での購入であれば、DJI埼玉工場から研修を受けた整備士が在籍していることが増えましたし(DroneAgentでもそうです)、迅速なサポートが受けられます。

 

DJI製品を購入するなら認定店で

このような背景を踏まえ、DJIは同社製品を購入するならDJIのオンラインストアや、認定ストアを選択することを推奨しています。ドローンは一歩間違えれば人に危害をくわえたり、あるいは自分が法律を犯してしまう危険があるツールですから、安心のために正しく流通している製品を購入する価値は十二分にあるはずです。

 

DroneAgent.Storeでは、商品の検品を行った上でお客様にお渡ししています。

安心確実なドローンをお手元に渡せるよう、今後とも努力していきます。

 

 

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画像:DJI
参照:DJI
(文/塚本直樹)

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