橋梁点検にドローン活用。老朽化に直面したアメリカ・ミネソタ州の事例

FLIGHTS編集部
この記事を書いた人
FLIGHTS編集部

こんな感じの内容です!

数多くの湖と約20,000の橋があるアメリカ合衆国・ミネソタ州では、2015年より橋梁点検にドローンが活用されています。

目次

ドローン活用で業務が効率化・簡易化

現在、アメリカ国内では、55,000を超える橋が点検・修繕の必要とされています。

しかし、点検のためには、橋の上からロープを降ろして確認するか、スヌーパーなどの大型機器を使用する必要があり、大変な労力が必要とされていました。

対してドローンは、現場の様子を高解像度で撮影し、ソフトフェアを使用すればワンクリックで橋の状態を確認できるため、効率的に点検をおこなうことが可能です。

2007年ミシシッピ川上の橋が倒壊。13人が死亡。145人以上が負傷

ミネソタ州が、ドローンを活用するキッカケになったのは、2007年のミシシッピ川の上に架かっていた橋が倒壊した事件です。

交通量の多い地域で発生したこの事故により、一般車、トラック、スクールバスなど、橋を利用する多くの人が影響を受け、13人が死亡、145人以上が負傷しました。

調査の結果、事件の原因がデザイン上の問題ではなく、メンテナンス上の問題であることがわかり、25億ドル(約2,720億円)もの修繕プログラムが開始されることになりました。

ドローン活用が進んでも完全な無人化はない

ミネソタ州には、数多くの湖と約20,000の橋があり、ドローンの需要は大きいです。

今後もドローンによる点検作業は増えそうですが、ミネソタ運輸省のメトロブリッジ検査技術者であるサラ・ソンドグ氏は「ドローンは飽くまでもツールの1つである。活用が進んでも、人間による点検作業が完全に置き換わることはない」と語っています。

現在は、senseFly Albris(機体名)などが使用されていますが、今後より効果的な活用のため、様々なタイプのドローンを試していくそうです。

画像,文章参照:To Care for Aging Bridges, Minnesota Taps the Power of Drones