こんな感じの内容です!
そしてFAA(連邦航空局)の報告によると、ドローンと航空機の衝突は鳥との衝突(バードアタック)よりも被害が大きくなるそうなんです。
一層の安全対策が必要になりそうです
ドローン飛行で懸念されるのは落下などの事故もそうですが、航空機との衝突も重大な事故につながりかねません。そしてFAA(連邦航空局)の報告によると、ドローンと航空機の衝突は鳥との衝突(バードアタック)よりも被害が大きくなるそうなんです。
目次
2017年10月にカナダのケベック州で発生した、航空機とドローンとの衝突事故。幸い乗客や航空機のボディに大きな被害はありませんでしたが、より適切なドローンの飛行ルールが必要なことが周知されました。
専門家による報告では……
今回の事故の調査を担当したFAAの調査によると、ドローンと航空機との衝突は同重量の鳥との衝突に比べ、より大きな損害をもたらすそうです。
これは想像するとわかりやすいのですが、我々と同じく軟らかい体の鳥よりも、プラスチックやモーター、バッテリー、基板などの固いパーツでできたドローンのほうが、当然衝突時には大きな衝撃を生むことでしょう。
ドローン事例のさらなる調査が必要
FAAと大学による調査機関は、ドローンと航空機の衝突に関するさらなる調査が必要だと指摘しています。鳥と航空機が衝突するバードストライクについてはさまざまな資料があるものの、より固く重いドローンとの衝突については、十分なデータがないのです。さらに、衝突時には航空機の翼やスタビライザー、窓などの部位がもっとも影響を受けやすいことも判明しています。
FAAは今回の調査結果をうけて、ドローンの安全な運用ルールを作成するとしています。我々が空港のそばでドローンを飛ばさないのはもちろんですが、今後は悪意を持った操縦者のドローンをいかに阻止するかという課題に直面しそうです。
Image: The Drive
(文/塚本直樹)