
こんな感じの内容です!
「Zenmuse X7」はスーパ35mmサイズのセンサーを搭載し、6K CinemaDNGや5.2K Apple ProRes、14Stopのダイナミックレンジ、24MPの静止画撮影…などなど、そのスペックには目を見張るものがあります。そこで今回は、海外サイトのnofilmschoolのレビューを参考に、その撮影能力に迫ってみましょう。
この記事の目次
スペックをおさらい
概要
6K動画の撮影
DLマウント・DLレンズ
DJIシネマカラーシステム
X7では新しいDJIシネマカラーシステム(DCCS)を導入しており、新しいD-LogカーブとD-Gamut RGBカラースペースで構成されています。D-Logは幅広いダイナミックレンジを再現し、D-Gamut RGBカラースペースでより多くの色情報を保持しています。これらにより、ポストプロダクションのプロセスでの柔軟性と色空間の向上を実現しました。
レビュー:製品クオリティと使い勝手
カメラ本体とジンバルのクオリティは高く、ケーブル類は外部からは見えません。ジンバル上部のコネクタは奥まった場所に設置されており、耐久性がありそうです。ジンバルとドローン、あるいはレンズとカメラの装着もかなりしっかりしています。
カーボンファーバー製のレンズは非常に軽量で、まさにドローン空撮のために設計されたといった感じです。カメラやレンズの付け外しは直感的かつ簡単で、NDフィルターの取り付けにも迷いませんでした。
なお、今回のレビュー動画はすべてAdobe DNG RAW 6Kで撮影されています。
シャープネスと色収差
4つの全てのレンズを試したところ、映像は4隅までシャープかつフォーカスロールオフも良好。スーパー35mmセンサーと6K解像度の組み合わせは、はるか先の目標物のディテールを捉えることができるでしょう。
カラーチェッカーを見ても、目立った色収差は確認できず。被写体深度は浅く、よりシネマティックな表現が可能となっています。
高感度でのパフォーマンス
DJIが「ISO 1600でもクリーンな映像が撮影できる」と胸を張る、スーパー35mmのシステム。テストではf値2.8にて、ISO 200からISO 1600までをテストしています。
上の動画は16mmのレンズでシャッタースピード1/60秒、ISO 1600で撮影したものですが、ディテールやハイライトロールオフは良好で、シャドーやハイライトにはほぼノイズが見受けられません。
ボケ具合
上は50mmレンズでf値2.8にて撮影したものですが、ボケはソフトかつその形状も良好。ボケ部分にフリンジはありますがフォーカスエリアにはなく、撮影品質は良いといえるでしょう。
まとめ
Zenmuse X7はインディーフィルムメーカーにとって最高のチョイスとなるでしょう。ミクロフォーサーズ(かそれ以下)のセンサーとの差はとても大きく、Zenmuse X5/X5R/X5SとREDやARRIのAlexa Miniとの中間に位置づけられる製品になりそうです。
もし空撮システムに2万〜6万ドル費やすことができないのなら、Zenmuse X7とInspire 2の組み合わせはベストは選択肢といえるでしょう。

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