【夜間飛行】ドローン航空法とは? ~許可取得の方法まで~【徹底解説】

岩本守弘
この記事を書いた人
岩本守弘

こんな感じの内容です!

平成27年12月10日に航空法が改正され、ようやくドローン(無人航空機)が法律において、どのようなものを指し、どのようなルールの基に飛行させるのかが制定されました。内容について見ていきます。

目次

[toc]

花火や夜景は撮影できるの?

改正航空法により定められた「許可・承認が必要な六つの飛行の方法」一つ目は「夜間飛行」です。

航空法の基本は「日中に飛行させること」です。日差しがある場所で機体をしっかり見ながら飛行させることが大前提となります。しかし、綺麗な夜景や花火の空撮映像は非常に魅力的です。花火の中を飛行する映像は世界的に注目を集めました。結論から言うと、しっかりした計画と準備をし、許可・承認を取得すれば夜間の飛行も可能です。

夜間って何時から何時まで?

まず日中とは、国立天文台が発表する日の出・日の入の時間が基準になります。この日の出から日の入の間が日中となります。もちろん場所によって違い、東に行くほど早くなり、西に行くほど遅くなります。

 

2017年4月19日の日の出時間は
根室(北海道)4:31 → 東京(東京都)5:05 → 那覇(沖縄県)6:03
となり、約90分も違いがあります。最近はGPS情報を使って、その場所の日の出・日の入時間や太陽の軌跡を見せてくれるアプリもありますので、上手く使って正確に把握して下さい。

「もう明るいから大丈夫!まだ明るいからOK!!」ではありません。
そして夜間は逆に「日の入から翌日の日の出まで」となります。

 

なぜ夜間飛行は危ないの?

 

飛行中は、常に機体の位置を正確に把握する必要があります。しかし、夜間は機体の目視が出来ず、点滅灯とアプリ上の情報しか状況把握の方法がありません。とても心もとない状況です。そして、この点滅灯では距離感が非常jに掴みづらいのです。ある程度の高度になると、「なんとなくあの辺りにいるな?」と言うような状況になります。

 

送られてくる映像も暗さのため、進行方向や障害物、離着陸の場所の確認も厳しくなります。昼間とは全く違う世界です。分かりやすいランドマーク的なものがあれば、幾分安心感は増しますが、私たちプロでも夜間飛行時の緊張は、昼間とは比較になりません。
まずは昼間にロケハンをして、周囲の状況が分かっている状態で夜間撮影に向き合うことは必須です。
また、昼間とは人の動きも違うために、思ってもみない大事故に繋がる可能性もあり注意が必要です。

 

どんな準備が必要なの?

必要な準備としては、まず夜間飛行に適応する機体の用意、そして機体の点滅灯などに異常が無いか点検です。そして昼間のロケハン、夜間のロケハン、Google Map等も使って現場の状況をしっかり把握します。その上で飛行のプランの作成に取り掛かります。

 

基本的に夜間に第三者や第三者の物件の上を飛行する許可を国土交通省は出しません。ですので、その様な状況が発生しないように飛行ルートや飛ばし方を考える必要があります。場合によっては撮りたい映像が撮れない可能性も出てきますが、そこは安全第一の思考が重要になります。

 

花火撮影も同じ準備?


花火撮影は花火大会の中での撮影がほとんどだと思われます。そうなるとイベント上空飛行もかかり、より一層安全に配慮する必要が出てきます。上記の準備にプラスして、主催者との協議に基づいた許可の取得、消防・警察との協議と許可取得、花火はすごく高く上がりますので、150m以上飛行の許可取得が必要になる可能性も高いです。

 

このように様々な関係各所と連携し、来場者の動線・観覧場所・駐車場・打ち上げ場所・打ち上げ高度等を把握して飛行のプランを作る必要があります。状況によってはドローンリードによる対策を求められる事もあります。とても敷居が高いですが、安全を担保するためには最低限これくらいの準備は必要です。しかし、この準備がしっかり出来れば許可・承認を取得することは可能です。

 

まとめ!

夜の上空は別世界です。必ず昼間にロケハンを行なって現場確認を。
最大限安全に配慮した準備を行えば、花火大会撮影も不可能ではない。

 

<前の記事へ          目次       次の記事へ>

mavic2