MATRICE210の開封から初期設定・飛行まとめ

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DJIドローンの中でも産業用にあたるのがMATRICE200シリーズ。小型ドローンとは違い、組み立てや離陸させるのは難しいと思われる方も多いはず。そんなMATRICE210を開封してから飛ばすまでをゼロから解説します。

この記事の目次

MATRICE200シリーズのセットアップ

今回は、産業用ドローンMATRICE 210の開封から離陸までを簡単に説明したいと思います。

 

DJIシリーズの中でも、高耐久性設計・汎用性の高さ・適応性の高さが群を抜いている本機体。小型のトイドローンとは違い、産業用ドローンは開けるのが初めてでどうやって組み立てて飛ばしたらいいか全くわからないとお困りの方もいるのではないでしょうか。今回は、そんなM200シリーズのセットアップやDJI Cendence(送信機)高輝度スクリーン「CRYSTALSKY」も含めゼロからご説明します。

まずは以下の動画をご覧下さい。

M200シリーズユーザーマニュアル

 

【Step1】箱から取り出し、飛ばせる状態に

M200シリーズは機体の大きさから一見複雑そうですが、その格納も展開組み立てもそれほど難しくありません。
以下の説明に従って、開封から離陸までを行っていきましょう。

 

開封

箱から機体を出し、機体のアームを広げ、機体に2本の脚のアームを差し込みます。外で開封する場合は、動画にもあるような離陸パッドなどの上でやりましょう。

 

【Step2】プロペラの取り付け

次にプロペラを取り付けます。

中心部にシルバーリングのあるプロペラは周方向にシルバーのマークがあるモーター部に取り付け、シルバーリングがないプロペラはマークのないモーター部に取り付けます。プロペラは押し込んで、シルバーのマークがあるものは右に締め、マークが無い黒物は押し込んで左回転です。プロペラに回転方向を示した鍵のマークがあります。

ちなみに、M200シリーズから新方式での取り付け方法になり、これまでの機種よりも簡単になりました。今後の大型機ではこの方法に移行していくのでしょうか。

プロペラを取り付けたら、バッテリーを差し込みましょう。

GPSがない場所で明るさが確保され、地面のパターンがある場所では抜群の安定したホバリングが可能となります。

 

【Step3】カメラの取り付け

次に機体にカメラを取り付けてみます。

編集部では今回X5Sを取り付けてみました。基本的に取り付け方法はどのカメラも一緒です。

 

【Step4】高輝度スクリーン「CRYSTALSKY」

スクリーンの電源を入れる前に、バッテリーに十分な残量があるか確認しましょう。バッテリーの側面についているボタンを押すと、ボタンの上に並んでいるバッテリー残量インジケーターのLEDライトが点灯します。4つ付いているLEDの内、何個点灯するかによってバッテリー残量が分かる仕組みになっています。もし、3つ以下しか点灯していなかったら、飛ばす前に充電しておきましょう。

そして、いよいよ高輝度スクリーン「CRYSTALSKY」の電源を入れます。

「CRYSTLASKY」は空撮や手持ち映像機器を最大限に活かす高輝度スクリーンです。安定した映像を必要とするパイロットや写真家、映像制作者に、スマートフォンやタブレットに比べ、より明るく、より信頼性の高いスクリーンを提供しています。Cendence送信機には直接取り付けることができ、その他のDJI送信機にも専用のマウンティング・ブラケットを使用して取り付けることもできます。本格的に運用される方には必須アイテムと言えそうです。

 

【Step5】モニターのセットアップしょう

送信機と機体の電源を入れ、モニターをセットアップして飛ばせるようにDJI GO4をアクティベートします。

既に高輝度スクリーン「CRYSTALSKY」にはDJI GO4がインストールされております。

DJIアカウントでログインしますが、もしまだない場合は新しいアカウントを作ってログインするだけでアクティベートされます。

 

【Step6】離陸

いよいよ離陸です。

まず、送信機の電源を入れますが、電源ボタンを2度押しで2度目は長押しします。機体も同様に電源ボタン2度押しの2度目は長押しします。

そして、DJI GO 4のシステムのステータス(上部、左側の帯部分)が赤色から黄色、または緑に点灯したら、両スティックを手前中央に持ってくればモーターが始動します。

ここで気をつけて頂きたいのが、M210は大きなプロペラを備えていてパワーがあるドローンです。必ず人が居ない場所で機体から離れて離陸させましょう。人口集中地区に該当しなくても、大型機体に関しては危険なので、十分人が近くに居ないかどうかを確認した上でフライトを行いましょう。

 

まとめ

いかがでしたしょうか。

Matrice210のような産業用ドローンはなかなか飛行させる機会が無いため、「手元に届いた際にどう扱えばよいのか」という情報がなかなか掴めないかと思います。
編集部でも、今回箱を開けてから飛ばすまでの行程を試してみたわけですが、最初はおそるおそる開封を行っていました。しかしながら、写真を撮りながらゆっくりと作業しても15分程度で完了するほど、思っていたよりも扱い易い機体でした。もちろん、飛行性能に関しては、価格に見合う抜群の安定感、操作性を誇っています。

消防、警察、建築業界など、さまざまな産業への導入が急速に進んでいるドローン。Matrice210はそのスタンダードになる機体だと考えています。
ドローンの新しい地平を切り開く期待がかかっているMatrice210。ぜひ、皆様の会社等にも一台導入してみてはいかがでしょうか。

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