こんな感じの内容です!
DJI製の「Mavic」はコンパクトな空撮ドローンとして人気ですが、その進化系「Mavic Platinum」はどのように性能が向上をしているのでしょうか。購入時のコストパフォーマンスの面に触れながら比較を行います。
この記事の目次
発売当初から売り切れが多発し、「DJIの生んだ名機」と呼ばれるほど圧倒的な人気を誇る「Mavic Pro」。
4Kという高性能な空撮が可能ながらも、コンパクトドローンに分類されて良い圧倒的な携帯性から群を抜いた存在感を放っています。Phantom4Proなども含めて『持ち運ぶのがとにかく大変』というドローンの弱点を、見事に克服したドローンと言えます。
その後継として登場した、「Mavic Platinum」。どのように進化しているのか気になる方も多いと思います。
今回は従来のMavicとその進化系であるMavic Platinumを比較していきます。
全体スペック比較
機種名 | Mavic | Mavic Platinum |
重量 | 743g (ジンバルカバーを含む) | 743g (ジンバルカバーを含む) |
サイズ | 83×83×198 (mm) *折りたたみ時 | 83×83×198 (mm) *折りたたみ時 |
最大飛行時間 | 27分 | 30分 |
最大速度 | 64.8km/h | 64.8km/h |
有効画素数 | 1235万画素 | 1235万画素 |
動画解像度 | 4K | 4K |
価格 | 129,800円 |
144,800円 |
ご覧のとおり、重量・サイズや撮影性能などは基本的には変わらず高性能を維持しています。
ただし、この表を見て『思ってたより変わらない』と思われた方が多いかと思いますので、更にPlatinumの性能に関して見て行きましょう。
飛行時間の拡大
機種名 | Mavic Pro | Mavic Plutinum |
最大飛行時間 | 27分 | 30分 |
Mavic Platinumでは、新しい航空力学デザインの8331プロペラというプロペラを採用しており、飛行性能の向上を実現しております。キャッチコピーとして、『コンパクトさはそのままに、静音性と飛行時間が向上』と表現されることからも分かるように、最大飛行時間が3分延び、30分間の飛行が可能になりました。この最大飛行時間は、Phantom4 Proと同等レベルと言えます。また、ホバリング可能時間も長くなっているようです。
こういった改善により、このサイズのドローンの中でも圧倒的な飛行性能を更に強化するものとなりました。
ノイズの低減
『コンパクトさはそのままに、静音性と飛行時間が向上』というキャッチコピーから分かるように、8331プロペラを採用することによるもう一つの利点として、不快な飛行時のノイズを削減したことが挙げられます。 Mavic Platinum飛行時のノイズが4dB低減されており、これは、扇風機の強・中・弱の風音差に匹敵するそうです。冷却ファンやモーター音など、ノイズはあらゆる業界のエンジニアにとって永遠の課題ですが、ドローンのノイズはより直接的に人に不快感を与える問題になりうるため、これ自体は素晴らしい着眼点と言えるでしょう。
ドローン操縦士からの意見
この「ノイズの低減」という部分はMavic Platinumにおいて大きなポイントとなりますが、実際にどれ位の不快な騒音がカットされており、それはPlatinumを選ぶだけの理由になるのでしょうか?
この点には議論がありますが、まず『音の中の不快な高周波が取り除かれており、結構Mavicとは違うなという印象を受けた。』という意見がありました。それに対して、『プロペラのペラの音量は変わっておらず、人が聞いて不快に感じる騒音であることには変わりはない』という意見が挙げられていました。
上記は一意見ではありますが、弊社が扱う限りでは、もともと名機であるMavic Proを、Mavic Platinumにする必要は高くないと考えています。両者の価格差でフライトバッテリーが1本購入できてしまうので、ただでさえコスパの良い機体であるMavic Proのコスト面を上げるほどの理由は無いというのが結論です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コンパクトな従来のMavicの高性能を引き継ぎつつ、更なる進化をとげたPlatinumでしたが、価格に見合う大きな進歩を遂げられたかは微妙な所です。もともと『雄蜂』という意味のドローン特有の羽音が苦手な方にとっては、少し値段が上がるとは言えそれでもコスパの良いMavic Platinumを選ぶのはアリかもしれません。
ワンランク上の静かで上質なドローンとなったMavicを是非体感してみてください!