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GoPro小型ドローン「Karma」とDJI小型ドローン「Mavic Pro」は、一般向けの低価格帯な小型空撮ドローンです。とくにアクションカメラメーカー初の専用ドローンでもあるKarmaの性能が気になっているユーザーも多いでしょう。今回はKarmaとMavicの実力を徹底比較します。
この記事の目次
話題のGoPro発のアウトドア・レジャー特化型小型ドローン「Karma」と、バックパッカーなどが数多く持ち歩く、DJIの携行特化小型ドローン「Mavic Pro」。小型空撮ドローンとしての地位を争うこの二機体は、どういった違いがあるのでしょうか。
今回はKarmaとMavicの実力を徹底比較します。
基本スペック
機種名 | Karma | MAVIC PRO |
最高速度 | 35mph (15m/s) |
スポーツモードで64.8km/h (無風状態)
|
最大伝送距離 | 3,000 m (9,840 ft) |
4,000m(送信機)
80m(Wi-Fi) |
最大飛行時間 | 約20分 | 約27分 |
最大飛行高度 | 3,200m | 5,000m |
有効画素数 | GoProカメラに依拠 | 1,271万画素 |
動画解像度 | GoProカメラに依拠 | 4K 30p |
運用周波数 | 2.4 GHz |
2.400~2.483GHz
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寸法 (すべてを開いた状態/プロペラなし) | 長さ: 303mm 幅: 411mm 厚み: 117mm |
83mm×83mm× 198mm
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重さ(バッテリー含む) | 1006g |
743g
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定価 | 110,000円 | 129,800円 |
サイズ・重量
DJI発のMavicの売り文句は、「ペットボトルサイズ」に折り畳めること。そのコピーの通り、リュックの中に気軽に入れて持ち運ぶことが出来ます。重量もMavicは734gと非常に軽量です。これだけ軽量だと、例えば登山で山頂にて飛ばす時、仮に故障などで飛ばなくても「別にかさばらないし、重くもないし、まあいいか」と思えます。肌身離さずドローンを持ち運ぶ生活が出来てしまう携行ドローン、それがMavicです。
Karmaの方は、Mavicに対して三回りくらい大きいです。ただし、さすがGoPro製。Karmaも専用のバックパックケースがあり、それに収納するとコンパクトで持ち運びが苦にならない工夫が施されています。ただし、Mavicほどの携行性は期待できないでしょう。
機体のスペック(速度/時間/距離)
機種名 | Karma | MAVIC PRO |
最高速度 | 54km/h (15m/s) |
スポーツモードで64.8km/h
|
最大伝送距離 | 3,000 m |
4,000m(送信機)
80m(Wi-Fi) |
最大飛行時間 | 約20分 | 約27分 |
最大飛行高度 | 3,200m | 5,000m |
最大飛行時間
最大飛行時間は上記表の通りです。Karmaの場合は約20分、Mavicの場合は約27分の飛行時間になります。飛行時間の点については、Mavicの方が長く飛行が可能だと考えてよいでしょう。
一言メモ:最大飛行時間とは、「バッテリーが満充電から、ぎりぎりまで飛行できる飛行時間」を意味します。実際に飛ばす際には、帰りにかかる時間まで含めて、飛行時間をこまめに確認しながら飛行を行うようにしましょう。
最大伝送距離
最大伝送距離について日本国内では、Karmaがスマホ使用時の距離3000m・高度3200mです。ただし、送信機を使用して3km以上の飛行を行うことはかなり稀なことであり、また機体限界値まで長距離の飛行を行うことはりスキーです。マリンスポーツの撮影等、あくまで目視の範囲+αで飛ばす分には気にする必要はさほどありません。
一方のMavic Proも、他のスタンダードなDJI機体と同様に最大伝送距離4km飛ぶことが可能で、最大飛行時間もKarmaよりは7分程長くなっています。もし長距離飛行を行う必要性が発生する際には、KarmaよりもMavic Proを使用することがオススメです。
一言メモ:最大伝送距離とは、「映像が途切れずに飛行させることのできる最大距離」になります。これは、障害物などがない直線距離を飛ばす場合の飛行距離なので、障害物や風の状態でもう少し短くなります。
最高速度
最高速度に関しては、Karmaが54km/h (15m/s)、Mavic Proが64.8km/hとMavicの方が速度が出るような仕様になっています。
飛行時間、伝送距離、速度と全てMavic Proが上回っているので、飛行性能を求められる方はMavic Proを購入するのがオススメでしょう。
カメラ性能
画質
フォーカス・ジンバル
ジンバルとは、風や機体自身のブレを除去してくれるカメラ制御機能を意味します。ドローンやハンディカメラなど動く映像を撮影する場合には、ジンバル性能の差が映像クオリティを大きく左右します。3軸ジンバルでは、パン(水平・左右)、チルト(垂直・上下)、ロール(回転)を制御するため、ほとんどブレない映像が撮影できます。
画角
しかし、Karmaのカメラは超広角レンズでもあるので、その部分の必要性がどれだけあるかを気にする方は、Karmaを検討してもよいでしょう。
価格・コストパフォーマンス
まとめ
ドローンのポジションとしても、価格的にも近いKarmaとMavicですが、飛行性能にはやはり差がありました。Mavicなどは飛行体にカメラを搭載しているのに対し、Karmaはカメラそのものを飛ばせるようにしたという印象です。GoProにさらに期待していきたいとことですが、残念ながらドローン事業からの撤退が決定したようです。(2018年1月に発表)
しかし、この段階でカメラ性能に大きく差があるわけではありません。Karmaも撮影を重視するユーザーにとっては非常に重宝しますし、本記事をじっくり読み込んだ上でどちらの機体が最も用途に合っているかを、再度検討して頂ければと思います。
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