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「Parrot Mambo FPV」は、FPV(ファースト・パーソン・ビュー)飛行が2万円前後で楽しめる、初心者からドローンレーサーまで楽しめる注目のモデルです。そんなParrot Mambo FPVの機能やデザイン、パフォーマンスについてレビューしていきます。
この記事の目次
お求めやすい価格と完成度の高い飛行システムを提供するParrotのMamboシリーズ。その中でも今年登場した「Parrot Mambo FPV」は日本市場で2万円強で販売されており、PFV(ファースト・パーソン・ビュー)飛行が楽しめるなど、注目のモデルとなっています。その実力やいかほどか、techradar.のレビューを参照しながら追ってみましょう。
Parrot Mambo FPVとは
Parrot Mambo FPVはParrot Mamboシリーズのドローンで、本体上部には720p解像度のカメラ搭載。そして付属のFPVゴーグルを利用することで、ドローンレースなどでおなじみのFPV飛行が可能です。
ドローンメーカーとして大手のParrotが製造していることもあり、交換部品の入手もスムーズ。一方その見た目は子供のおもちゃのようですが、実は14歳未満の子どもによる飛行をParrotは禁止しています。
デザインと機能
手のひらに乗るほど小型なParrot Mambo FPV。正面にはまるで目のようなLEDが埋め込まれています。ローターはプラスチック製で、障害物に衝突して曲がっても手で直して、また飛行を再開することができました。
本体にはローターガードが付属するので、初心者にとってはありがたいでしょう。正直、テスト時に何度もフルスピードで壁などに衝突させてしまったのですが、離陸ボタンを押せば何事もなく飛行を続けられました。
プラスチック製の本体は安っぽく思えますが、衝撃などに十分耐えられるように作られています。また付属するFPVゴーグルやコントローラーのことを考えれば、Parrot Mambo FPVは割高だとは思えません。
コントローラーはXboxのコントローラーのようで、2本のスティックと離着陸ボタン、そして特殊なアクロバット飛行のためのボタンがあります。ゴーグルは「Gear VR」のようにスマートフォンを前面に差し込んで利用し、メガネをかけたままでも装着できます。さらに、折りたたんでの持ち運びも可能です。
パフォーマンス
Parrot Mambo FPVは優れたコントロールソフトウェアのおかげで、初心者でも数分で飛ばし方が理解できます。飛行モードは3種類から選択可能で、イージーモードでは水平と垂直が安定化され、ドリフトモードでは水平の安定化がオフに、そしてレースモードではオートパイロットが全てOFFにされ、本来の性能が発揮できます。
飛行はスマートフォンからも「Flightpad」コントローラーからも可能ですが、コントローラー経由だと60メートルに操縦距離が伸びます。なお、ドローンとコントローラー、それにスマートフォンの全てを連携させるのには若干苦労しました。
撮影画質は正直よくはありません。しかしFPVモードでは、障害物の間を縫いながら飛行する素晴らしい体験ができます。PFVモードでの画像は若干ノイズ混じりで、時に切断されることがありました。Wi-Fiチャンネルの変更も可能ですが、問題を解決することはできませんでした。また、1秒以下のラグもありました。
また、8分というドローンの飛行時間は十分とはいえません。また強風下ではその場でホバリングすることが難しかったのも事実です。
総評
Parrot Mambo FPVは廉価ながら、カメラとFPVゴーグルを利用すれば、レース用のドローンとしても利用できます。ドローンレースと聞くと敷居が高く感じますが、実際は操作が直感的で簡単なため、初心者のドローン入門用にもうってつけの機種となっています。また、多様なパーツがあり、自分の好みに合わせてカスタマイズも可能なこともポイントです。
一方、バッテリー駆動時間が短い点、カメラ画質はそこまでは良くない点、動画にはラグがあるのは欠点として挙げられるでしょう。それらを含めて同等の機能を実現した他のドローンと比較しても、Parrot Mabmo FPVははるかにリーズナブルであると言えるでしょう。
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また、通常のMamboはこちらから購入できます。
Parrot Mambo Missionは玉の発砲機(Cannon)、あるいはつかみ具(grabber)を利用して、 スピードレース、器用な動きで対戦、アクロバット飛行への挑戦、空中曲芸などで楽しめる機体となっています。子供と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
画像:techradar.
参照:techradar.
(文/塚本直樹)