【DJI製ドローン徹底比較】SparkとMavic Proの機能・価格をプロが比較してみた

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DJI小型ドローン「Mavic Pro」と、超小型ドローン「Spark」は、一般向けの低価格帯な空撮ドローンです。初めての空撮ではこの2択で悩むユーザーも多いでしょう。SparkとMavicを愛用するドローン講師がその実力を徹底比較します。

この記事の目次

最近、週末に遊んだり、遠出して楽しむためにドローンの購入を検討されている方が増えてきています。ちょっとした旅行でも、ドローンを持って行くことで楽しみの幅が広がりますし、大自然の中でアウトドアをする時などは特に重宝します。

そういった、初めて低価格な一般の空撮ドローンのを買おうと検討される方が、まず最初に『どっちが良いのだろう…?』と悩む機体が、超小型ドローンのDJI Spark と、ペットボトルサイズに伸縮する DJI Mavic Proではないかと思います。

この2機種の違いを、本記事では徹底的に比較していきたいと思います。
 

DJI Spark とDJI Mavicの基本スペック

  Spark Mavic Pro
重量 300g 734g
サイズ 143×143×55(mm) 83×83×198(mm)
*折りたたみ時
最大飛行時間 16分 24分
最大速度 50km/h 64.8km/h
最大伝送距離 スマホ:
距離100m高度50m
プロポ:
500m(日本の場合)
4km
有効画素数 1200万画素 1235万画素
動画モード 1080p ~4K
写真フォーマット JPEG JPEG,DNG(RAW)
ジンバル 2軸メカニカル 3軸
操作 スマートフォン/コントローラ コントローラ
値段 ¥65,800 ¥129,800
値段(Fly More Combo) ¥91,800 ¥169,800


⇒Mavic Proの方がスペックは高いです


最大飛行時間は上記表の通りです。最大飛行時間とは、「バッテリーが満充電から、ぎりぎりまで飛行できる飛行時間」を意味します。DJI製ドローンは、バッテリーの残量が30%になると自動帰還(セーフモード)が発動しますので、「実際の飛行時間」を計算する方が正しいです。

そして実際の飛行時間は、Sparkの場合は約10分、Mavicの場合は約20分の飛行時間になります。倍ほどの時間差があるので、広いエリアを飛ばす際には、Mavic Proに大きく優位性があります。

 また、最大伝送距離とは、「映像が途切れずに飛行させることのできる最大距離」になります。これは、障害物などがない直線距離を飛ばす場合の飛行距離なので、障害物や風の状態でもう少し短くなります。

最大飛行距離については、日本国内ではSparkがスマホ使用時の距離100m・高度50m、プロポ(送信機)使用時は500mです。送信機を使用しても500mしか飛行しない点は、慣れた空撮ユーザーからすると、物足りない数字かもしれません。

Mavic Proは最大伝送距離4km飛ぶことが可能で、飛行時間と同様に広い距離は飛ばす際には、Mavic Proがオススメです。

 

持ち運びやすいのはどっち?

  Spark Mavic Pro
重量 300g 734g
サイズ 143×143×55(mm) 83×83×198(mm)
*折りたたみ時


⇒Sparkがオススメです

重量で言えばSparkが断然軽いです。空撮用ドローンの強みである「ジンバル(ブレ補正)機能」・FullHD以上の性能を備えたドローンでは一番軽いドローンです。

またサイズに関しましては、Sparkは「手のひらサイズ」、Mavic Proは「ペットボトルサイズ」と言われており、Sparkの方が一回り小さいです。ただMavicが折りたたみ式になっており、結果的には2機種ともポケットに入る良いサイズ感です。

大きさで言えばMavicの横幅の方が、脚が折りたためるのでSparkより少しスリムですが、Sparkの場合、プロポでなくスマホでも操縦ができるため、最小限の荷物で持ち運びが可能です。

 

飛行性能が優れているのは?

  Spark Mavic Pro
最大飛行時間 16分 24分
最大速度 50km/h 64.8km/h
最大伝送距離 スマホ:
距離100m高度50m
プロポ:
500m(日本の場合)
4km


⇒Mavic Proがオススメです


最大飛行時間とは、バッテリーが満充電で余計な負荷がかからない時の飛行時間です。通常、バッテリーの残量が30%になったら帰還させるので、実際は最大飛行時間まで飛行させません。そのため、Sparkの場合は約10分、Mavicの場合は約20分の飛行時間になります。

また、最大伝送距離についてDJIのデータ(日本)では、Sparkがスマホ使用時の距離100m・高度50m、プロポ使用時は500mです。Mavic Proは4km飛ぶことが可能です。最大伝送距離とは、映像が途切れずに飛行させることのできる距離になります。これは、障害物などがない直線距離を飛ばす場合の飛行距離なので、障害物や風の状態でもう少し短くなります。

 

安定性は?


⇒Mavic Proの方が安定しています

最近のDJI製品全てに共通して言えるのが、機体の安定性が抜群だということです。無風時に飛行させた場合、SparkもMavic Proも離陸させるとその場でピタッととどまっています。一方、風が吹くとMavic Proは風速5mくらいでも安定していたけど、Sparkの場合フラフラしていました。また、前進させるとそれが顕著に出ます。しかし、300gしか重量がないSparkは思ったよりも安定していたので、初心者の方も操縦しやすいと思います。

カメラ機能が優れているのは?

  Spark Mavic Pro
有効画素数 1200万画素 1235万画素
動画モード 1080p ~4K
写真フォーマット JPEG JPEG,DNG(RAW)
ジンバル 2軸メカニカル 3軸


⇒Mavic Proの方が、綺麗な映像を撮影できます

SparkもMavic Proも「綺麗な空撮映像を見たい」というニーズには十分答えられています。SparkはフルHD(1080p)動画まで撮影でき、Mavic Proの場合は4K動画まで撮影でき、カメラ機能としてはMavic Proの方が若干上です。しかし、YoutubeやInstagramに載せるための動画を撮影する場合、フルHD(1080p)で十分だと思います。

また、綺麗な映像を撮影するのに大切なのがジンバルです。このジンバルがあることで、風や機体自身のブレを除去してくれています。Sparkは2軸ジンバル、Mavic Proは3軸ジンバルが搭載されています。2軸ジンバルの場合、チルト(垂直・上下)、ロール(回転)を制御するので、水平を保つ機能はついていません。一方、3軸ジンバルでは、パン(水平・左右)、チルト(垂直・上下)、ロール(回転)を制御するため、ほとんどブレない映像が撮影できます。SparkよりMavic proの方がよりブレの少ない映像が撮影できますが、2軸ジンバルのSparkでもそこまでブレが気にならない映像の撮影が可能です。しかし、風が吹くとSparkについては揺れが発生し、Mavic Proの場合も最初の方は問題ないのですが強風が続くとジンバルが少しがたつくのが難点です。

 

コスパがいいのは?

  Spark Mavic Pro
値段 ¥65,800 ¥129,800
値段(Fly More Combo) ¥91,800

¥169,800


⇒Sparkに軍配が上がります。

今までのドローンといえば、価格的にも機能的にも手が出しづらいものでした。ですが、価格だけ見れば、Sparkは6万円台と、Mavic proの約半分の非常に安価な価格で購入できます。『まだドローンを購入したことがなく、空撮に興味がある』ということであれば、初めてのドローンにはSparkをオススメします。SNSにアップしたり、友人と旅行の際に持っていきたいといったことであれば、Sparkで十分楽しむことが出来ます。

一方、Mavic Proだと少しオーバースペックになってしまうかもしれませんが、3軸ジンバルが搭載されていたり、4k動画か撮影できたりと考えると妥当な価格なので、使用用途で選ぶのをオススメします。

 

まとめ

空撮ドローンとしての性能は、やはり価格差がある分Mavic Proの方が圧倒的に高いです。
ですが、半分以下の価格でMavicに匹敵する空撮ドローンに仕上がっていることを考慮すると、コスパはSparkに分配が上がります。 そうなると、空撮をする方々の中でも、以下のような用途別でドローンを導入されるのが良いと思います。

Sparkをオススメする人:「まずはドローンを動かしてみたい」、「空から綺麗な映像を見たい」、という趣味目的でドローンを購入したい人

Mavic Proをオススメする人:「本格的にドローン空撮していく」、「映像を見るだけでなく編集までしたい」という、レベル感の高いドローン空撮を目的としてドローンを購入したい人

DJI製Sparkも、Mavic Proも世界中の空撮ファンに愛されているドローンです。
その驚きの高性能は、あなたのドローンパイロットとしての第一歩を助けてくれるはずです。

 

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